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水槽と照明 その7 事例:TAKAさん編(1)
2009/07/25 [Sat] 11:45:27 » E d i t大変お待たせしました(^^; >TAKAさん
ようやく出来ました.といってもまだ1条件だけですが・・・.
というわけで,US在住のアクアリストTAKAさんの照明解析を行ってみました.
水槽と照明の仕様ですが,
水槽
サイズ:120×45×53cm^3 海水の高さは51cm
ガラス厚11mm
灯具
54W T5蛍光管 8本 各管に高性能反射鏡付き
光エネルギーは「えいや」で10W/本としました.
ゆえに変換効率は18.5%.
詳細な形状は前の記事を参照ください.
シミュレーションするにあたりもろもろ,
屈折率
海水:1.333
ガラス:1.52(BK7のデータを使いました)
海水の吸収
波長 550nmの複素屈折率
反射鏡の反射率
95% 放物面(2次関数)で定義
比較するパラメータ
(1)灯具の高さを 10cmと15cm
灯具高さは蛍光管の中心を基準としました.
(2)反射鏡の有無
とこんな感じです.
今回のデータは,
灯具高さ:10cm,反射鏡:有
先ず,解析に用いたモデルです.

次に光線追跡結果の二次元図
正面

側面

蛍光管が8本もあるので,蛍光管1本あたり光線30本でみっちりです.
各管に反射鏡が付いていて,その形状もアクア機器らしくない
まともな形状をしているため,光が無駄なく水槽を照射しています.
モデルに強度分布をマッピングした図です.

強度分布のスケールは統一してあります.
水槽上面を埋め尽くすように配置された蛍光灯のおかげで,特に深い所では
照明ムラがほとんどありません.
各深度での強度分布です.
こちらはスケールを統一しておらず,マップ内の最高強度を赤として
表示しています.
水面上10cm(蛍光管から24mm:反射鏡の下側)

ピーク放射照度:167W/m^2
全放射束: 74.4W
水深1cm(蛍光管から11cm)

ピーク放射照度:156W/m^2
全放射束: 60.5W
水深10cm(蛍光管から20cm)

ピーク放射照度:145W/m^2
全放射束: 59.0W
水深20cm(蛍光管から30cm)

ピーク放射照度:134W/m^2
全放射束: 58.1W
水深30cm(蛍光管から40cm)

ピーク放射照度:127W/m^2
全放射束: 57.3W
水深40cm(蛍光管から50cm)

ピーク放射照度:122W/m^2
全放射束: 56.4W
水深50cm(蛍光管から60cm)

ピーク放射照度:117W/m^2
全放射束: 55.6W
水槽底までなんと55.6Wも到達していて,利用効率は55.6W/80Wで
70%近くあります.
海水の吸収や水面の揺らぎなど考慮しても多分50%以上はあるでしょう.
これは高性能な反射鏡形状によるものだと思われます.
T5蛍光管も,水槽上面の限られた面積の中で多数設置できるといった,
管径が細いというメリットが水槽環境では生かされていますね.
蛍光灯でもこの本数を使うとかなりなエネルギーを得られています.
水深の浅いところでは150W/m^2位の放射照度(エネルギー密度)が得られています.
太陽光のスペクトルに近いものとして考えた場合には,
太陽の光の真夏の直射日光の放射照度は440W/m^2くらいあるそうですので,
太陽光の1/3位の放射照度があります.
また,この値は光量子束密度に換算すると680μmol・m^-2・s^-1程度になります.
光量子束密度とPARは同程度の数値になると思うので参考に出来るかと思います.
ただし,これらは光波長分布を太陽光の波長分布と同様とした話ですので,
水槽用に青みが強いものですと数値は小さくなります.
設置高さ15cmと反射鏡無しの場合については後の記事に続きます.
もうちょっとお待ちください.
e/

ようやく出来ました.といってもまだ1条件だけですが・・・.
というわけで,US在住のアクアリストTAKAさんの照明解析を行ってみました.
水槽と照明の仕様ですが,
水槽
サイズ:120×45×53cm^3 海水の高さは51cm
ガラス厚11mm
灯具
54W T5蛍光管 8本 各管に高性能反射鏡付き
光エネルギーは「えいや」で10W/本としました.
ゆえに変換効率は18.5%.
詳細な形状は前の記事を参照ください.
シミュレーションするにあたりもろもろ,
屈折率
海水:1.333
ガラス:1.52(BK7のデータを使いました)
海水の吸収
波長 550nmの複素屈折率
反射鏡の反射率
95% 放物面(2次関数)で定義
比較するパラメータ
(1)灯具の高さを 10cmと15cm
灯具高さは蛍光管の中心を基準としました.
(2)反射鏡の有無
とこんな感じです.
今回のデータは,
灯具高さ:10cm,反射鏡:有
先ず,解析に用いたモデルです.

次に光線追跡結果の二次元図
正面

側面

蛍光管が8本もあるので,蛍光管1本あたり光線30本でみっちりです.
各管に反射鏡が付いていて,その形状もアクア機器らしくない
まともな形状をしているため,光が無駄なく水槽を照射しています.
モデルに強度分布をマッピングした図です.

強度分布のスケールは統一してあります.
水槽上面を埋め尽くすように配置された蛍光灯のおかげで,特に深い所では
照明ムラがほとんどありません.
各深度での強度分布です.
こちらはスケールを統一しておらず,マップ内の最高強度を赤として
表示しています.
水面上10cm(蛍光管から24mm:反射鏡の下側)

ピーク放射照度:167W/m^2
全放射束: 74.4W
水深1cm(蛍光管から11cm)

ピーク放射照度:156W/m^2
全放射束: 60.5W
水深10cm(蛍光管から20cm)

ピーク放射照度:145W/m^2
全放射束: 59.0W
水深20cm(蛍光管から30cm)

ピーク放射照度:134W/m^2
全放射束: 58.1W
水深30cm(蛍光管から40cm)

ピーク放射照度:127W/m^2
全放射束: 57.3W
水深40cm(蛍光管から50cm)

ピーク放射照度:122W/m^2
全放射束: 56.4W
水深50cm(蛍光管から60cm)

ピーク放射照度:117W/m^2
全放射束: 55.6W
水槽底までなんと55.6Wも到達していて,利用効率は55.6W/80Wで
70%近くあります.
海水の吸収や水面の揺らぎなど考慮しても多分50%以上はあるでしょう.
これは高性能な反射鏡形状によるものだと思われます.
T5蛍光管も,水槽上面の限られた面積の中で多数設置できるといった,
管径が細いというメリットが水槽環境では生かされていますね.
蛍光灯でもこの本数を使うとかなりなエネルギーを得られています.
水深の浅いところでは150W/m^2位の放射照度(エネルギー密度)が得られています.
太陽光のスペクトルに近いものとして考えた場合には,
太陽の光の真夏の直射日光の放射照度は440W/m^2くらいあるそうですので,
太陽光の1/3位の放射照度があります.
また,この値は光量子束密度に換算すると680μmol・m^-2・s^-1程度になります.
光量子束密度とPARは同程度の数値になると思うので参考に出来るかと思います.
ただし,これらは光波長分布を太陽光の波長分布と同様とした話ですので,
水槽用に青みが強いものですと数値は小さくなります.
設置高さ15cmと反射鏡無しの場合については後の記事に続きます.
もうちょっとお待ちください.
e/
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