あやしい水槽

海水魚 サンゴ 海藻  あやしい記事とピンボケ写真.そして誤字脱字...

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人工海水のタブー 

Colalifeを3バケツ使ってきましたが,以前使っていたReefCrystalsを買ってみました.
ReefCrystalsはパッケージが新しくなっていて,その中身も改良されているようです.

通販で安売りされていたので購入したところ,どうも旧製品のもよう.
IMG_1098.jpg

ReefCrystalsの弱点は,CaとMgの値が低いといったところです.
以前の測定結果
その時の感想は,サンゴはポリプを良く出すけど,コケまくり,というものでした.
藻類の働きを活性化するものが多く含有されてるみたいです.

今回購入したReefCrystals(50L)の水質を測定しました.
さて結果ですが,たしかにCa,Mgが低めです.
  項目                      測定器具/試薬
1.比重    :   1.022        InstantOcean比重計(ボーメ計で確認済)
2.水温[deg.C]:   26               アクア用水温計
3.pH      :    8.23             pHメータ(秋月電子)
4.KH[dkh]  :   12                 RedSea
5.Ca[ppm]  :    370               RedSea PRO
6.Mg[ppm]  :   1100               RedSea
7.NO3[ppm] :    0++                RedSea
8.PO4[ppm] :     0++                ReaSea

No3とPO4が若干検出されてる気がします.もしかしてRO/DIフィルタが
ダメになっているのかな?


新しいReefCrystalsはこのあたりが改良されているもよう.

良く見る掲示板の,
Reef Central

The Reef Chemistry Forum

A General Guide to Salt Mixes
に人工海水のカルシウム,アルカリニティ(KH),マグネシウムの測定を行ったデータが
記載されてます.
このあとにもNew ReefCrystalsのことがたくさん書き込みされてます.

これまで使ってきたCoralifeもなかかな良いもので,測定した結果はこのような値でした.
 項目        測定値       
1.比重    :    1.021
2.水温[deg.C]:   25
3.pH      :   8.28
4.KH[dkh]  :   10
5.Ca[ppm]  :   470
6.Mg[ppm]  :   1280
7.NO3[ppm] :    0
8.PO4[ppm] :    0

詳しくはこちらを参照ください.
ただし,作る際に白濁するといった問題があります.
Coralifeは白濁させてしまうとpHが8くらいまで低下してしまいます.

これら,CoralifeとReefCrystalsですが,私が使った上での感想を挙げてみると,
 Coralife
  ・Ca,Mgの含有量が高い
  ・コケが生えにくい
  ・サンゴのポリプの出し具合はそこそこ.
  ・あまりのCa値の高さに炭酸カルシウムとして析出しやすい
  ・水に溶けにくい(これまで使った塩のなかでは一番溶けにくい)
 ReefCrystals
  ・pH,KHが高くCa,Mgが低い
  ・コケまくる
  ・サンゴのポリプの出し具合は良い感じ.
  ・白濁などせず水に溶けやすく使いやすい
  ・ビタミン剤のイイ匂い

そこで,これらCoralifeとReefCrystalsを混ぜて使うと,ちょうど良い特性の
物にならないかなと思って,2つの銘柄を混ぜてみました.
もちろんデメリットだけが組み合わされて,トンデモないものになる可能性はありますが・・・.

上で紹介した掲示板でもCoralifeとInstantOceanやReefCrystalsを組合せて
使っている人がいます.

混ぜ方ですが,5通りほど考えられます.
1.水槽の換水時に毎週交互にCoralifeとReefCrystalsを入れる
2.換水用にCoralifeとReefCrystalsを別々に作ってそれぞれ水槽に入れる
3.換水用にCoralifeとReefCrystalsを別々作って,それを一緒に混ぜた上で水槽に入れる
4.塩の状態でCoralifeとReefCrystalsを直接混ぜて,水に溶かす.
5.一方の塩を規定の半分の量を使って溶かし比重1.011くらいの海水を作る,
  そこに,もう一方の塩を規定の半分を入れ,最終的に比重1.022くらいの海水を作る

1と2は問題なさそうです.
3は十分に時間を掛けて溶かしたあと(十分に反応が進んだ後)ならば問題なさそうです.
4は人工海水を作る上でタブーとされているやり方ですね.
5は最初の塩が十分に溶けてたら問題ないかな???

今回は3と4の方法で作ってみました.

まず3の方法.
3.換水用にCoralifeとReefCrystalsを別々作って,それを一緒に混ぜた上で水槽に入れる

Cralife 9L と ReefCrystals 8Lを別の容器で作り3時間ほどそれぞれ攪拌しました.
Cralifeは白濁しています.
この両方の海水を一つの容器に入れて混ぜました.
IMG_1230.jpg
混ぜても白濁したままです.
この海水の水質は,

 項目        測定値       
1.比重    :    1.022
2.水温[deg.C]:   26
3.pH      :   8.35
4.KH[dkh]  :    11
5.Ca[ppm]  :   440
6.Mg[ppm]  :   1200

となりました.この数字だけをみるとなかなか よさげです.

次に4の方法.
いきなり塩の状態で両者を混ぜます.
4L分ずつ混ざるようにしました.
IMG_1222.jpg
もったいないので8Lだけ作りました.
IMG_1226.jpg
溶け終わったところ.
IMG_1229.jpg
容器に気泡(炭酸ガスですかね?)がたくさん付いてますが
なんと海水自体は白濁していません.

3時間ほど攪拌して,水質を測定してみると

 項目       測定値       
1.比重    :    1.021
2.水温[deg.C]:   26
3.pH      :   8.46
4.KH[dkh]  :   12
5.Ca[ppm]  :   410
6.Mg[ppm]  :   1140

といった結果になりました.
3とはCoralifeとReefCrystalsの混合比率が若干異なってしまったことと,
比重が異なったこともあって,結果に差が生じています.
なので,混ぜ方による差ではないと思います.
pHが高いのは不明.

結果的に白濁せずになかなか良い特性のものになりました.

よく人工海水の作り方のタブーといわれる4の方法ですが,今回の場合,
この限られた測定値と見た目には問題なさそうな結果が得られましたが,
何が起きているか分からないところです.
本当のところはどうなんでしょうね.
天ぷらとスイカの食べ合わせみたいな言い伝えみたいなものだったりして(^^
実際には人工海水の反応って複雑みたいなので,こんな一回の結果で
どうこう言えないのでしょうね.銘柄の組み合わせによっては本当に
トンデモないことがおきるかも.
この4の方法の海水を水槽に入れる勇気はないので使わずに捨ててしまいました(^^
3の方法の海水は水槽に入れてしまいましたが,今のとこ問題なさそうです.

今度は5の方法を試してみようと思っています.

最後に測定結果を並べてみました.

 項目      ReefCrystals  Coralife   3の方法  4の方法  測定器具/試薬
1.比重    :    1.022     1.021     1.022    1.021   InstantOcean比重計
2.水温[deg.C]:   26       25      26      26      アクア用水温計
3.pH      :    8.23      8.28     8.35     8.46     pHメータ(秋月電子)
4.KH[dkh]   :   12       10      11     12        RedSea
5.Ca[ppm]  :    370      470     440     410       RedSea PRO
6.Mg[ppm]  :   1100     1280    1200     1140      RedSea

※RO/DI水を使った結果です.

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この記事に対するコメント

実験お疲れ様ですm(_ _)m

数字的には4の方法もイケそうな気がしますが,逝けそうですかね^^;
洗剤を混ぜるな危険,みたいなカンジでやはりやめた方がいいのでしょうか。
5の方法も検証をお願いします。
【2009/08/22 16:54】
URL | ひろぽん #- *編集*

ReefCrystals、ビタミン剤のオイニーですか。
私は赤ちゃんのオシッコのオイニーとしか感じられませんでしたが
思い起こしてみればオッサンがビタミン剤飲んだ後のそれだったかも。。
【2009/08/23 02:24】
URL | しかぱっち #- *編集*

4の方法の数値が良い感じなんでちょっとびっくりです^^;
以前、5の方法で海水作って、水換えしたことありますが、水槽内に変化は見られませんでした。
比重と温度しか見ていませんでしたが(笑)
【2009/08/23 22:20】
URL | ヒゲオヤジ #- *編集*

ひろぽんさん

4の海水を水槽に入れるか入れまいかかなり悩んだのですが,
へたれなんで,捨ててしまいました(^^;
5の方法なら,ちょっとは安全な気がするので,次回試してみますよ.
5の方法なら作るのも簡単ですしね(^^
【2009/08/23 22:56】
URL | ハナアレジー #- *編集*

しかぱっちさん

そういわれてみれば,オシッコみたいです.
特に,リポDなんか飲んだあとのそれはそんなオイニーですね(^^

海水作るときには,そのことを思い出しそう・・・(^^;
【2009/08/23 23:02】
URL | ハナアレジー #- *編集*

ヒゲオヤジさん

すでに5を試された猛者だったのですか(^^

4の方法がダメだと良く言われますが,なぜだめなのか
理由を説明しているのを見たことがないのですよね・・・.
なんとなく分かる気がするだけで.

この辺のばけ学的なことは しかぱっちさんくらいにならないと
きちんと説明できないのではないでしょうかね(^^
【2009/08/23 23:10】
URL | ハナアレジー #- *編集*

お久しぶりです。
RCの掲示板も良く見ていますが、塩二つ合わせて一度にRO水に入れる方法が多い気がします。あくまで個人的感想ですが。。。
少し気になったのは比重です。1.022では少し低い気がしますが、どうなんでしょうか?以前にTropic Marin Proで測定したときに1.021あたりだとCaやMgが低く出ました(Ca=370、Mg=1100)。その後、1.024あたりで測定しなおすと、期待通りの値が出ました(Ca=420、Mg=1200)。
各人工海水の素の各種値がどの比重での結果かよくわかっていませんが、比重が高いほうが各種値も上がる気がします。
ポイントがずれていたらすいません。。。
【2009/08/24 04:18】
URL | TAKA #- *編集*

TAKAさん

どうも,お久しぶりです.
あら,次のネタが・・・(^^
おっしゃる通りだと思います.含有率なので比重が高い
ほうが
そうなりますよね.RCでの測定値も,比重は
>these salts mixed at 35 ppt or 1.0264
とありますよね. また水温で比重も変わるので,水温も気を使う必要が
ありますよね.
RedSeaのMgの試薬の説明書きにもこのことが記載されていて,引用すると,

  塩分濃度(SG)@25℃:マグネシウムレベル(ppm)
      1.020     :  1015
      1.021     :  1065
      1.022     :  1120
      1.023     :  1170
      1.024     :  1220
      1.025     :  1270

結構,変わりますね(^^
うちも新しい海水は1.021-1.022で作って,
水槽の海水は蒸発も含めて1.023-1.024になるようにしてます.

>塩二つ合わせて一度にRO水に入れる方法が多い気がします。
これを良くないとするのは,もしかして日本だけじゃないのかな?なんて思っていました.
海外ではどうなのでしょうか・・・
【2009/08/24 06:54】
URL | ハナアレジー #- *編集*

日本人はあまり違うブランドの塩を混ぜないですよね。もしかするとどのブランドを使っても同じと考えているかもしれませんね。海外は圧倒的にアクア人工が多いので、混ぜると言うアイデアを考える人も出て来たように思います。悪い所を補たら最高、悪い所だけ出て来たら最悪ですね。
値段は高いですがtropic Marin proはお勧めです。
【2009/08/24 13:40】
URL | Taka #- *編集*

TAKAさん

ご返事ありがとうございます.

>もしかするとどのブランドを使っても同じと考えているかもしれませんね。
塩のブランドの具体的な特長とか特性とか,あまり明らかにされてないこともあるんでしょうね.
雑誌なんかでも正直な比較記事なんて書けないだろうし.
海外,特にアメリカではそういったことがオープンに情報がやり取りされてるようですね.
TAKAさんのような方が,そちらの情報を日本に発信され続けれられれば,このような状況もきっと変わるでしょう(^^

ところで,Tropic Marin Pro(興味があったのですが)は残念ながら日本では入手できないようです.
ADAが代理店をやっていて,元々売る気がなく,さらにADAは通販の店に品物を卸さなくなって
しまいました.ノーマルのTropic Marinでさえ,入手が困難になっています.
【2009/08/24 20:37】
URL | ハナアレジー #- *編集*

こんにちは。

夏休みの宿題レポートですか?w
いつもしっかりまとめられて感心します。
今回も100点あげちゃいますよ~。
【2009/08/25 10:32】
URL | ケンシロウ #Tksic3.. *編集*

ハナアレジーさん、
海外のサイトも見ておられるので、ご存知だと思いますが、BrightwellやSeachemも新しい塩をリリースしています。どれも天然海水に近いレベルを目指しているようです。特に、Brightwellは自社工場で作っているらしく、品質に拘っているようです。
Tropic Marinですが、代理店がやる気がないと良い物も腐ってしまいますね。残念です。。。
【2009/08/25 10:50】
URL | TAKA #- *編集*

ケンシロウさん

今日はお休みですか(^^
また100点ありがとうございます.
もう300点くらいたまったので景品と交換したいのですけど.
景品は30cm水槽一式に決めましたので早く送ってくださいw
【2009/08/25 21:14】
URL | ハナアレジー #- *編集*

TAKAさん

代理店の売り方で大きく人気が左右されてますよね.特にアクア業界.
日本でも色々選べるようになるといいですが,如何せんアクア人口が少ないので,
そうもなりにくそうです.
Seachemはslime algaeがブルームするって話題になってましたけど,
この辺りも改良されてればいいですね.
Brightwellはバケツがカッコイイなと思ってました(^^
マーフィードがBrightwellの添加剤の代理店なので塩も扱うようになるかもしれないですね.
ただしマーフィードが扱うと高くなるのでちょっと・・・
【2009/08/25 21:40】
URL | ハナアレジー #- *編集*

ハナアレジーさん、
Seachemの塩は、AquaVitroブランドで出す予定のSalinityでしょうか?それともすでに販売されているやつでしょうか?
Brightwellの塩はUSで150Gal用で55ドルぐらいなので、日本では送料入れるとかなり高くなるかも知れないですね。それだと売れないですねえ。。。

http://www.aquavitro.com/
【2009/08/26 03:08】
URL | TAKA #- *編集*

TAKAさん

Seachemはすでに販売されているもののことです.
Brightwellは55ドルですか.
ReefCrystalsを例にすると,MarineDepotで45ドル(バケツ)の
ものが日本では8~9千円くらいなので,Brightwellは1万円
超えるかも.確かにこれでは売れませんね.
というか買えない(^^;
【2009/08/27 07:16】
URL | ハナアレジー #- *編集*

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